独自
笠井哲也 多田晃子 佐野楓 福岡龍一郎
「宮内庁関係者」を自称する男性から桃を皇室に献上するよう持ちかけられた福島県北部の果樹産地に、献上のお礼として「皇室からの木札」が届いた問題で、男性がほかにも全国で少なくとも十数軒の農家らに木札を渡していたとみられることが、関係者への取材でわかった。宮内庁は、職員が一般の人に物品の献上を依頼することはないとして注意を呼びかけている。
一方、男性は今月13日、取材に対して、経歴や皇室献上品の選定に関わっていたことは「すべて事実」と主張した。
男性とともに各地の農家を訪れていたという農業資材販売会社によると、実際に男性を通じて農作物を「献上」し、木札を受け取ったのは、北海道や関東、四国などのコメや果物、野菜、加工品の生産者ら。
「宮内庁に書いてもらうと10万円」、信じて書いた木札
木札の文字を書いたのは、同…
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル